夏の疲れが残るこの時期、口のネバつきや口臭が気になっていませんか。舌ブラシを手がけるSHIKIENが、季節の変わり目の口臭ケアについての情報を公式サイトで公開しました。カギになるのは、歯みがきだけでは取り切りにくい「舌の汚れ」。毎日のケアにどう取り入れられるのかを、生活者の目線で整理します。
ニュースの要点:SHIKIENが「季節の変わり目の口臭ケア」情報を公開
舌ブラシを手がけるSHIKIEN株式会社(新潟県新潟市秋葉区、代表取締役:福嶋 優)が、季節の変わり目の口臭ケアについての情報を自社の公式サイトで公開しました。発表は2026年8月21日です。同社は「オーラルフレイル」をはじめとする口腔ケアの啓発に取り組んでおり、今回は夏の終わりに口臭が気になりやすくなる背景と、舌の汚れに目を向けたケアの考え方を紹介しています。

なぜ夏の終わりは口臭が気になりやすいのか
発表によれば、夏の疲れや睡眠不足、水分の摂取不足が重なると、唾液の量が減りやすくなります。唾液には口の中を洗い流す自浄作用があるため、その量が減ると細菌が増えやすい状態になり、口臭のもとになる揮発性硫黄化合物(VSC)が発生しやすい環境になる、と説明されています。
帰省や旅行、夏祭りなど、ふだんとは違う相手と顔を合わせる機会が増える時期でもあります。ふだんは口元を意識しない人でも気になりやすいタイミングだ、という点は納得しやすいところでしょう。
裏を返せば、口臭が気になり出したときにまず見直したいのは、特別なアイテムより生活の土台のほうだということでもあります。こまめに水分を摂る、睡眠時間を削りすぎない——夏の間に崩れがちだったこの2つを戻すだけでも、唾液が出やすい状態には近づきます。帰省や旅行で生活リズムが乱れたままの人ほど、心当たりがあるのではないでしょうか。
歯ブラシでは届きにくい「舌苔」という汚れ
同社が着目しているのは、舌の表面に白っぽく付着する「舌苔(ぜったい)」です。舌の表面にある舌乳頭の隙間に食べかすや細菌、古くなった細胞がたまることで生じ、歯ブラシによる歯みがきだけでは取り切りにくいとされています。舌苔が厚く付着すると、味覚にも影響する場合があるとのことです。

口臭の原因の約6割は舌の表面に付着する「舌苔(ぜったい)」である
——というのが、同社が今回の情報公開で示している見方です(出典:@Press)。ただし、この割合の根拠となる調査の実施主体や実施時期はリリースに示されていません。数値そのものは目安として受け止め、「歯だけを磨いていても口臭の原因が残ることがある」という趣旨を押さえておくのがよさそうです。
舌はデリケート。力任せにこすらない
舌はやわらかい粘膜組織で、強くこすると傷めるおそれがあります。同社は、専用の舌ブラシを使って奥から手前へやさしく数回なでるように動かす方法を紹介しています。頻度の目安は1日1回程度、起床時のタイミングです。歯みがきの延長で舌を強くこする、という自己流のやり方には注意したいところです。
毎日のケアにどう取り入れるか
いつものケアに何かを足すとなると、続かないのが正直なところです。まずは「朝の歯みがきの前に、舌を1回だけなでる」といった一動作から始めるのが現実的でしょう。舌の状態は鏡で見えるので、続いているかどうかを自分で確認しやすいのも利点です。

続けるうえで効くのは、置き場所です。舌ブラシを引き出しにしまうと存在を忘れますが、歯ブラシの隣に立てておけば、朝の動線の中に自然に入ります。「思い出したときにやる」を「歯を磨くついでにやる」に変えてしまうほうが、意志の力に頼るより長続きします。
もうひとつ、やりすぎないこともコツです。汚れが気になるからと1日に何度もこすると、かえって舌を傷める心配があります。同社が示している目安も1日1回程度。回数を増やすより、力を抜いて毎朝続けるほうに寄せたいところです。
こんな心当たりがあるかを振り返る
同社は、次のような項目に2つ以上当てはまる場合を、舌のケアを始めるきっかけとして挙げています。
- 朝起きたときに口の中のネバつきが気になる
- 暑い日は水分を摂る量が少なくなりがち
- ここ最近、疲れや睡眠不足を感じている
- 歯みがきは毎日しているが、舌は磨いていない
- 舌が白っぽく見えることがある
- 人と話すときに口臭が気になることがある
なお、今回紹介されている製品は「舌みがきスムーザー W-1 PREMIUM」(大人用・全4色)と「同 for Kids」(子ども用・全2色)で、希望小売価格はいずれも各638円(税込)です。片面に約8,000本の極細ナイロン繊維を植毛し、フック形状の繊維が舌乳頭の間に入り込んで舌苔を絡め取る、と説明されています。子ども用はハンドル部にやわらかな樹脂素材を使い、舌当たりをやさしくしたつくりだと説明されています。子ども向けのサイズが用意されている点は、家族でお口のケアを見直すきっかけとしても使いやすいところです。
まとめ:気になる状態が続くなら歯科医院へ
口臭は、体調や生活リズムの変化が現れやすいサインのひとつです。夏の疲れが残る時期は、水分をこまめに摂る、睡眠を整えるといった土台の見直しとあわせて、舌の状態にも目を向けてみてください。
一方で、口臭やお口のネバつきが長く続く場合、原因が歯周病など別のところにあることもあります。セルフケアだけで判断せず、気になる状態が続くときは歯科医院に相談することをおすすめします。
出典:
出典:@Press「夏の疲れがお口に出る!?季節の変わり目の口臭ケアに舌ブラシを活用 歯磨きだけでは取り切れない「舌汚れ」対策についてSHIKIEN公式HPにて公開」(SHIKIEN株式会社/2026年8月21日)

